茶道具の茶碗とは
茶碗は、茶道具の中でお茶を飲むための器で、茶碗の姿、色合い等みどころも多く、茶碗は必ず客も手にする茶道具なので、茶碗はもっとも親しまれている茶道具のひとつと云えます。茶碗は元々、奈良時代から平安時代をかけて茶道具の一つとしてお茶と一緒に日本に伝来したと云われています。
茶碗は和物 茶碗(日本)、唐物 茶碗(中国)、高麗 茶碗(朝鮮半島)に大別され、その中でも細かく分類されています。濃茶用には文様のない茶碗を用います。 文様などがある茶碗は薄茶用に用いられます。
和物には、楽焼、京焼、国焼などの種類があります。唐物には、高麗茶碗、唐物茶碗などの種類があります。和物の中でも楽焼の茶碗が特別に扱われています。これは千利休が朝鮮から帰化した陶工を指導して、お茶に合う茶碗をつくらせたものだからだそうです。茶道具の茶碗は、高価な古い茶碗から、気軽に楽しめる新しい茶碗、見立ての茶碗など、その時に合わせて茶碗を取り合わせて楽しめますし、季節によっての取り合わせなどでもまた茶碗を楽しむ事ができます。
茶道具の茶碗の使い始めはまず茶碗の湯慣らしをしなければなりません。
湯慣らしは 茶碗がしっかり浸かる深さの桶にぬるま湯を張ります。
その中に茶碗を沈め、徐々に熱いお湯を足していきます。
茶碗の中に手がやっと入るくらいの温度まで、時間をかけて茶碗をお湯に慣らしていきます。なぜそうするかというと 、茶碗にいきなり熱湯を入れると茶碗が割れてしまうことがあるからです。茶碗の外側と内側の温度差が大きいため、茶碗がビックリして割れてしまいます。
古い茶碗は目に見えないヒビが入っていることがありますし、 高い茶碗はロクロ引きなので、もしも小さい気泡が中にあったら空気が膨張し茶碗にひびが入ります。土の粗い茶碗は当然空気が入っているので同様に茶碗にひびが入ります。
抹茶を入れた楽茶碗でおもてなしするといつもと違った雰囲気で抹茶を楽しんで、たいそう喜ばれます。抹茶を客にすすめるのに用いる茶碗は日本全国の様々な焼き物が使われます。千利休が好んだ茶碗に楽茶碗があります。茶の湯では「1楽、2萩、3唐津」と呼ばれ黒楽が茶碗としては最高の格付けにあるといわれています。
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