棚とは、風炉、茶碗、茶入れ、水指などの茶道具一式をのせておく台のことをいいます。棚物とは点前に際し茶道具を飾り置く棚の総称をいい、棚は、四畳半以上の広間に使い、小間には使いません。棚物の、畳に付くいちばん下の棚を「地板(じいた)」、いちばん上の棚板を「天板」、中間に棚板があれば「中板」といいます。
棚は大別して、台子、卓、袋棚に分けられます。
台子系の棚・・・真台子、及台子、竹台子、竹柱四方棚、木瓜棚、
卓系の棚・・・・丸卓、矢筈棚、
袋棚・・・・・・紹鴎袋棚と利休袋棚
茶道具棚物には、5つのタイプがあります。
台子−大棚−小棚−仕付棚−箪笥、
お茶の点前の元になっているのが、台子です。その台子を元に大棚、小棚、仕付棚、箪笥が作られたそうです。天地二枚の棚板でできた茶道具を飾る棚には飾り方に一定の規式があり、これを台子飾りと云います。この規式は能阿弥が「書院の七所飾」を参考に「書院の台子飾」を制定したと云われています。真台子・及台子・竹台子・桑台子・高麗台子などがあります。
棚にも、炉用(11月〜4月)、風炉用(5月〜10月)、兼用(1年中)があって季節やお点前によって使い分けます。風炉の最後の時期を「名残」といい中置専用の棚が玄々斎好みの五行棚です。「紹鷗棚」「志野棚」は炉専用の大棚です。さらに、棚を使わずに畳に置き付けるようになったのは利休からみたいです。立礼とは、お茶席をテーブル式で行える事を言い、通常は畳の上で点前を行いお茶をたてて出しますが、裏千家が外国の要人を招いた時に考案された棚で裏千家淡々斎考案の御園棚があります。
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