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茶道具の釜は大切な道具です

釜はお湯を沸かす時に水を入れる器具の事を言い、茶の湯では釜はお茶を入れるための湯を沸かす道具として使われます。茶会を開くことを「釜を掛ける」といいますが、それほど茶の湯において釜は大切な道具です。そして、茶の湯では釜は茶釜と呼ばれ、茶をいれるため湯を沸かす茶道具として釜を使っています。

茶釜には炉釜、風炉釜があります。一般的に大ぶりのものが炉用、小ぶりのものが風炉用です。また、季節によって使われる透木、くさりで釣った釣り釜用のものもあります。茶道では釜をかけ湯を沸かす道具である風炉がなくては始まらないと云われます。風炉用(夏用:5〜10月)は小さめや口の狭い風炉釜を、炉用(冬用:11〜4月)にはどっしりとした大きめの炉釜を用います。風炉釜とは夏、秋季に用いられる釜。風炉にかけるためやや小ぶりの釜。炉釜とは冬季の釜で、比較的大きい釜で冬は暖かい湯をたっぷりと沸かすことができます。

茶道具の釜の産地として古くから名高いのが筑前国遠賀郡の芦屋と下野国安蘇郡佐野の天命です。この芦屋釜、天命釜は室町時代には人気があり使用されてきましたが、桃山時代にはさらに京都でも茶道具の釜が新たに製作されるようになり、名越、西村、大西といった釜師の名家が輩出しました。
胴が四方形をした四方釜は千利休が晩年に頻繁に用い、芦屋作の「利休四方釜」が百回中七十三回使用されたと言われています。蓋は一般には唐銅蓋が多く、鉄製もあります。蓋置とは釜の湯をくむとき、釜のふたを置くための茶道具です。金物、焼物、竹などで作られていて、いろいろな形の蓋置があります。

釜の一番の注意点は錆びです。それを防ぐには釜の使用後必ず残り火で十分乾かすことです。釜の外面を素手で触ることも釜の錆びの原因になるので注意しましょう。長期間使用しない釜は湿気に注意してください。釜の錆びの程度がひどくなった場合は羽落ちより下の部分の取替えも出来ます。

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